床の間をクローゼットに改造する

  13, 2017 09:10
今の住まいには、収納スペースがあまりない。
ここはその昔、亡くなった義父が息子を男手一つで育てるために、不便な里の住まいを一時離れ、利便性を考えて知人から購入した家。


そのころの、父と息子が暮らすには十分な広さだっただろう。
けれど、私たち家族三人が暮らすには部屋数はともかく、収納場所が少ないのがネックだった。

苦肉の策として、床の間をなくしそこをクローゼットにすることを思いついた。
じっくりと床を見つめていると、床の間は一軒幅で、奥行き共に収納スペースとして申し分ない。


けど、罰が当たらないかと怖くて、一歩前に進めなかった。


子どものころ、姉の個室を作るのに、中座敷の床の間を潰してしまうことになった。

壊す前夜、祖父が腕組みをして床の間を見つめていたことを覚えている。
そのあと祖父は、床の間に花を活け、お神酒を供えていた。

祖父があのとき、何故そうしたのか小さな私にはわからなかった。
わからなかったのに、私は祖父に訊かなかった。

祖母がそんな私に、

「 奥の間の床さんは神様、中の間の床にはご先祖さんがいてはるんやで。
 そやからおじいちゃんはご先祖さんにすんませんって言うてはるんや 」と、話してくれた。

そうかおじいちゃんは、床の間にいてはるご先祖さんにお詫びしてはるんや。
子ども心にも納得出来たのだ。



だから私は、わが家の床の間にも同じことをした。
この町家の床には、義父がいるかもしれない。

床の間にお神酒をあげて手を合わせていると、ふと祖父の心が見えたような気がした。



そのおかげもあったのか、収納したいモノに合わせ、寸法を決めディテールに拘った収納場所が確保できた!
可動棚を駆使し、幅、 高さを自分流にアレンジできるようにしてくださった大工さんに、万歳!と叫びたいくらい嬉しい仕上がりだ。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ


------------------------------------------------------------------------

いつもご訪問いただき、コメント、賛同クリックをありがとうございます!

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村

------------------------------------------------------------------------

ブログコメントは、拍手コメント(非公開コメント)、一言メッセージボードもご利用ください。
【 一言メッセージボード 】



スポンサーサイト